韓ドラとソウルホテルと。

韓国ドラマのレビューブログ(基本的にネタバレ)。ときどき昔話。

大丈夫、愛だ

 

 yoonaのココがみどころ!

■EXOのD.O(ド・ギョンス)がとてもいいと聞いて見始めたドラマ

■暗いのか明るいのか、よくわからないドラマ。テーマは重い。

■ヒーリング・ラブコメディ、という初めて聞く分野

 

まず、チョ・インソンコン・ヒョジン主演と言うところであんまり食指が動かなかったんですが、

EXOの子がいいよ、と聞いてみる気に。

ドラマを見る気になるのは、こういうパターンが多いです。

 

このドラマですね~、感想を言うためには筋書きを描かないとならないんですけど、

それってこれから見る人にはすごくネタバレですよね。

このドラマは特に言えないことが多すぎて、見た人とでなければ語れないところがあります(^_^;)

 なので、ここではさらっと言っておきます。

 

チャン・ジェヨル(チョ・インソン)は人気作家でDJ、チ・ヘス(コン・ヒョジン)は精神科医

チョ・インソンさんは前作「その冬、風が吹く」の作家さんとの連続の仕事になります。ちょっと心を病んでる人を多く書く作家ですよね。

でも前作とは全然違うタイプの役と言うことで引き受けたとか。

コン・ヒョジンさんは好きな女優ではないけど、作品はいろいろ見てます。

結局うまいし、面白いということでしょう。

 

このドラマ、出てくる人、出てくる人、みんなどっか心の傷というかそれ以上の「病」を抱えている。

そのうえに家族の問題とかいろいろ。

 

ヒロインが精神科医と言うこともあって、それ以外の登場人物もそれにかかわってくる人たちだからということもありますが、いろいろある。

当の本人も重いトラウマを抱えていて、それを克服できずにいる。

恋愛ドラマなのに、恋愛ができないという2人を見ているうちにだんだん気が滅入ってきます。

前半で何度見るのをやめようと思ったことか。

 

それでも見ちゃったのは、EXOのD.O(ディオ)君がどうなるかが見たかっただけなのかも。

私のレビューではあらすじのネタバレはいつも気にしていないのですが、

これだけはバラしてしまうといけないなあと思いました。

 

テーマは「家族の愛」と「愛で病気を克服する」と言うことだったのかもしれないけど、

あ~こうなるんだろうな~、というのが途中で見えてきちゃうのに、

韓ドラらしいハプニングとかがおこって、「で?どうなるの?」と思わせてしまう。。。

 

扱っている内容は重いですが、表向きはラブコメなので、

どのシーンもとてもファッショナブルです。

色の扱いとかが、またその精神状態とかを表現してるらしいので、

チ・ヘスは医者ですけど、貧乏な家の出なので奨学金の返済に追われている。

なのに、たくさん洋服や小物を持っている。そこがなんか現実離れしているところでもあります。

元彼との問題で、ヘスは恋愛ができない状態になっています。

ドラマでは彼女は毎回、いろんなタイプの患者に対処します。

日々患者の不安定な精神状態に対応しながら、自分の問題も抱えている。

 

ジェヨルは人気作家ですから、かっこよくて暮らしぶりもスタイリッシュ。

ちょっとインテリアは過激で、神経質な面をよく表していると思います。

かっこいいのに、このドラマではチョ・インソンさんの演技は割と体当たりで、よく壊れていました。

元彼女に作品を盗作され、親友もグルだったことがわかって人間不信になっている。

それとジェヨルには刑務所にいる兄がいるんですね。

そのことが彼のトラウマというか精神を不安定にしているということが後々わかります。彼はベッドで眠ることができない。

ドラマの序盤から、ジェヨルが抱える問題の糸口があちらこちらに見えています。

あとになると、ああ、これはそのせいなのか、とわかることが多い。

 

推理作家と精神科医として、二人はトークショーで出会います。

テーマは犯罪心理だったかな。

ヘスはドンミンに出演を押し付けられて、しようがなく来たのですが、

ヘスはジェヨルをいけ好かないと思い、ジェヨルは彼女に魅力を感じる。

 

いつものごとく脇役さんみんなうまいので、

同時に日本のドラマの初回をちょこちょこ見てましたが、

このドラマとの落差にちょっとがっかりしました。

たとえばチ・ヘスの先輩医師チョ・ドンミン(ソン・ドンイル)とその元妻ので精神科教授(チン・ギヨン)の関係も、ドラマの進行とともにいろいろわかってきてとてもいいですが、

日本のドラマは短いので、こうやって周囲を丁寧に描くことがありませんから。

 

ヘスはドンミンと、ドンミンの患者であるスグァン(イ・グァンス)とシェアハウスに住んでいます。

そこにジェヨルが住むことになって、人間関係がややこしくなるんですね。

 イ・グァンスという俳優もこのところ私が見るドラマには必ず出てます。

いつも「大きいな~」と思いながら。

大きいのに、彼の障がいのせいで縮こまって生きているのがなんとも切ない感じです。

 

で、ハン・ガンウ(D.O)はどんな役まわりなのか?

ジェヨンを慕う高校生です。

家が貧しくて、親の問題も抱えていて、小説家志望。

それ以上はドラマを見たほうがいいと思います。

 

彼はEXOでも本当に歌の上手い子なんですけど、

小柄で個性的な顔立ちなのに、演技も上手です。

わたし、アイドルで演技のうまい子はあまり顔に特徴がない方がいいのかな~って思っていたのですが、そうでもないみたい。

(ZE:Aのシワン君とか、2PMのジュノ君とか)

ちなみにD.Oと言うのは本名がド・ギョンス君と言うのでその名字だそうです。

 

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【作品メモ】

  • 韓国放送:2014年7月~ SBS
  • 演出:キム・ギュテ 脚本:ノ・ヒギョン
  • 16話